春に向けて着々と
こんにちは。花越のおさかべです。
先週は県内の生産者仲間とお花屋さんが農場見学にきてくれました。
種まきのこと、肥培や温度管理のこと、仕立てのこと、選抜のこと、地方発送のこと・・・。
生産現場や出荷準備の様子を見てもらって、お互いに気付きや学びを得た良い機会でした。
特にわたしは他の生産現場を詳しく知らないので、とっても刺激的な時間になりました^^
さて、11月初めから出荷を続けてきたアリッサム。
ついに最終作の出荷が始まりました。
種まきから出荷まで、スタッフみんなの根気がなくては成り立たない花越の4本植えアリッサム。
来シーズンの種まきがスタートするときに、また詳しくお伝えしますね。
11月中頃から出荷を始めたビオラ。
残りわずかの平塚弘子作品集と、来月から出荷予定の最終作を残すのみとなりました。
最終作は種苗メーカーの市販品から選抜を繰り返している品種たちです。
園主が個人的な趣味を前面に押し出し、「きみ、べっぴんさんねぇ」と思った品種ばかりを鼻息荒く集めました。
大人かわいさと渋さを併せ持った品種がたくさんあるので、楽しみに待っていてくださるコアなファンもいらっしゃるとか。
そういったお声をいただけるのは本当にありがたいですね。
このビオラの出荷が終わると、花越の生産品目もいよいよ春苗。
長い長い冬シーズンが終わります。
試練のお部屋では、オダマキとオレガノが霜除けハウスから加温ハウスへお引越ししてきました。
個人的に好みなのが、ぎゅっと握ったこぶしのような新芽のかわいらしいオダマキ。
このオダマキは”ウィンキー”という八重咲きの品種です。
昨年に引き続いて今年も3色を生産しています。
すっと立ち上がった茎にぷっくりころんとしたお花が咲く姿はとっても魅力的。
これから暖かくなって咲いてくるのが楽しみです。
植替えのお部屋では先日のペチュニアの植替えをしました。
花の色や形のいいものを選んで、横や縦に伸びすぎずハサミを入れなくてもこんもりまあるく育つ品種を選んで、そのなかから病気に強いものを選んで、発根力の強いものを選んで・・・。
選抜するのは時間と労力が掛かりますが、育てやすく扱いやすいものを追求していきたいなと思っています。
種まきのお部屋では、むくむく伸びてきたシクラメンの子葉の根元から本葉が展開し始めました。
そうそう。シクラメンは球根植物ですが、生産は種から行います。
これは知らない方も多いかもしれません。
実はわたしも園主と結婚する前に農場見学に来て初めて知りました。
てっきり種苗メーカーから球根を買って育ていてるのだと思っていたわたしは、1年でこんなに大きくなるのか!ととてもびっくりした記憶があります。
直売に並ぶお野菜もむくむく芽吹いてきました。
こちらはナスの赤ちゃんです。
もうすぐトマトも種をまく予定。
ポット上げする3月中頃には品種リストをご用意できるかと思います。
どうぞお楽しみに。
ではまた。
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