土入れのこと
こんにちは。花越のおさかべです。
スタッフが増えて1か月が経ちました。2人ともすごく自然体なので、もっと前から一緒に働いていたような感覚です。
「花越に出会って、お花に対する愛情がどんどん溢れてくる」
そう言ってくれたスタッフの笑顔がとっても素敵で、こんな仲間と一緒にお仕事ができて幸せだなぁと感じています。
先週は2日に1回くらいのペースでポット上げをしました。
プラグトレーという小さな穴のトレーに種を蒔き、芽吹いた苗を育てたい大きさに合ったポットに植え替える作業です。
この育てたい大きさに合ったポットを選ぶ工程もすごく奥が深くておもしろいです。
この植物はどんな風に育つだろう。
どうしたら繊細な寄せ植えに使いやすいだろうか。
根っこが傷つくと弱りやすいかな。
などと考えながら2.5寸ロングポットにするか3寸ポットにするか、2本植えにするか3本植えにするかを決めています。
今週もシクラメンやペチュニアなど、ポット上げを待つお花がたくさん。
ということは、それだけたくさんのポットに土を入れないといけないのです。
1つ1つポットに手で土を入れていくのはなかなかの重労働。
そこで活躍するのがポッティングマシンです。穴あきトレーにポットを詰めて、土をセットすると土入れをしてくれるマシンです。
全自動で均一に土を入れられる大きなマシンもあるのですが、わたしたちはコンパクトなこの年代物のマシンと息を合わせながら土入れをしています。
奥には昨年豊作だったタマネギが吊してありますね。
まず、蒸気消毒済みの土をホッパーという土を貯めておく部分に入れます。
ベルトコンベアで運ばれた土が下のレーンを流れるポットに落ちます。
ローラーで土を均し、マシンからポットがどんどん出てきます。
最後は入りきらなかったポットに土を入れたり、ちょっと土が多くなってしまった部分をちょっとだけひとの手で修正して土入れは完了。
軽トラックに積んで植替えのお部屋に運んでいきます。
ぴっちり並べたら少しずつ3回水を打って、カラカラの土にお水をしっかり吸わせます。
これでようやくポット上げの準備は完了です。
今は蒸気消毒槽からホッパーまで手作業で土を運んでいるので、この工程が機械化されるとすごく楽になるんだけど・・・。
今後改善していきたいですね。
土入れの作業はたくさんの土埃が舞うので、気付いた時にはもう全身真っ黒。
なんだかすごく働いた感じがして楽しくて、達成感がある好きな仕事です。
ケースにポットを詰める作業もなかなか面白くて、スタッフみんなで試行錯誤しながらスピードアップを研究中です。
また動画を撮ってインスタに上げてみますね。
ではまた。
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