いろんなお部屋 それぞれの役目前編
こんにちは。花越のおさかべです。
所沢駅からのんびり歩いて35分。お家と茶畑に囲まれたビニールハウスが見えてきます。
数は多いですが、面積は600坪ほど。お花の生産者としては小規模に分類されるんでしょうか。
花越にはお花を育てるハウスが大小合わせて13棟あります。
今日はお客様には普段入っていただけない育苗エリアをご紹介します。
はじめに、ポットに土を詰める作業場。
オリジナルブレンドの土にこれまたオリジナルブレンドの肥料を混ぜ合わせ、このお部屋で蒸気消毒をしたら花越のベースの土が完成。
育てるものによっては、更にブレンドを重ねて植物にとって心地よい土を目指します。
土をポットに入れる機械、ポッティングマシン。
メンテナンスをしながらもう何十年も使っている大切な機械です。
慣れるまでにちょっとコツが要って、わたしはまだあくせくしています。
次は種まきと育苗のお部屋。いわゆる赤ちゃんのお部屋です。
この部屋では主に種を蒔いて発芽するのを見守ります。挿し木のものは、根っこが出るのをじっくり待ちます。
時期によっては親株もここで管理します。
親株というのは、種を取ったり挿し木に使う穂を取る、お母さんになる株。
親株を刈り込んで脇芽を増やしたり、受粉させて種を取ったりします。
このお部屋はものすごく生命力に溢れていて、わたしはすごく好きな場所です。
ハウス一帯がパワースポットのよう。大好き。
そして植え替えと養生のお部屋。
1~2cmくらいに育った小さな苗をポットに植え替える作業をします。
スタッフでせっせと植えた後は水やり担当の園主の出番。
人が3歳までに脳と心が約80%完成するのと苗も同じ。
このお部屋でお水をせっせとあげ過ぎると、水太りしただらしない株へと育っていきます。
慎重にお水を管理したいので、このお部屋での水やり中は極力話し掛けないようにしています。
ここまではぬくぬくと手厚く育てられるエリアですが、この次に苗がやってくるお部屋はまるで大海原に放り出されたかのような試練のお部屋。
ほかにあと2種類のお部屋があるのですが、それはまた次回のお話し。
ではまた。
こんにちは。始めまして、東村山市にある小さな園芸店‘’kozoniwa‘’の大澤 博美ともうします。インスタで御社のペチュニアを拝見させて頂いて、ぜひお取引をお願いしたいと思って、ご連絡させて頂きました。(通常は、鴻巣花きで買い付けをしている買参人す。)